12月20日、当山におきまして高野山1200年祈念の
法要が無事執り行われました。
当日は午前中に激しい雨に見舞われましたが、
法要が開始される午後2時頃には、
天のお慈悲か雨も上がり、無事参拝の方々を
お迎えする事ができました。
皆さんで、本堂で仏前勤行次第をお唱えし、
全員の方々に、高野山からきた撫で三鈷に触れて頂きました。
弘法大師空海が唐から投げたとされる三鈷杵は、
1200年絶える事なく継がれてきた信仰の象徴です。
そして、不滅の聖燈は高野山からずっと消える事なく
今も輝いておりますことは、これら信仰の灯を
ゆめゆめ絶やしてはいけないという誓いであり、
「自らを灯明とし、法(仏法)を灯明として歩むべし」
とお釈迦様の仰られた、まさにその教えを
わたしたちの胸に刻むものです。
三鈷杵や、聖燈は物ですが、単なる物ではありません。
それは御仏の大切な教えの象徴を顕し、
それを守り信仰してきた人々の魂が入っています。
皆様にそれらのご功徳のございますよう、お祈り申しております。